2013年12月15日05時00分
2008年の春、宇都宮市に住む当時中1の孫が、ひょうたんの種を持ってきてくれた。
学校でもらったが、家にはまく場所がないと言う。
庭にまいたら、秋に百数十個の実がとれた。
カラフルに塗装して、親類・ご近所・友人・知人にあげたら、意外に喜ばれた。
以来5年間、栽培し続けている。
現在は、収穫したひょうたんを乾燥させ、加工し、塗装し、木材で台座を作る。
さらにいろいろなペンで、人物や動植物、風景などのイラストを描いては、
希望される方にプレゼントして喜ばれている。
また、ご近所の方のご協力を得て、市内各施設で作品展を開いたり、
おいに管理してもらうウェブサイトに作品をアップしたりして、
皆さんにご覧いただき、好評を博している。
冬を迎え、モーツァルトのピアノコンチェルトを聴きながら
イラストを描いている今が、まさに至福の時だ。
来年4月に、市役所ホールで集大成となる作品展を予定しており、
最近その準備を始めたところだ。
7年前に亡くなった妻は、ひょうたんのことを知らない。
来世で会うときは、真っ先に報告したい。
(埼玉県蓮田市 荒井勲 無職 78歳)